英語は、若いころから始めないとマスターすることはできないのでしょうか?
現在〇〇歳だが、今から英語を勉強して身につくものだろうか?
若いころから始めないとダメだという話も聞くけど、実際のところはどうなの??
こんなふうに悩んでいて、英語の習得に今一歩踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。
でも、結論から言うと、年齢なんてそれほど気にする必要は無いです。
「年齢」と「語学の習得の効率」とが全く関係が無いかといえばそうは思いませんが、
少なくとも、「今から始めるのではもう遅い」などということはありません。
どうしてそう言えるのか、私自身の経験から言えることを含めて説明します。
英語力を身につけるのに必要なのは若さではない
英語を身につける上で大切なものは何でしょうか?
私が感覚的に感じているものをグラフにするとこんな感じです。
かなり適当な図ですし、完全に私の主観ではありますが、
要するに、正しい学習法で継続して学習することが何よりも大事で、それ以外の要素、例えば各個人の才能のようなものはあまり重要ではない、ということを言いたいわけです。
そして、英語の学習に失敗する理由として多いのは、この継続ができないことです。
英語の学習を成功させる秘訣というのは、ある意味とてもシンプルで、
正しい順序と方法で学習し、それを継続すること
これに尽きます。
年齢が若かったとしても、継続できなければ英語を身につけることはできませんし、年齢が上の方でも、継続していけばそれに応じた英語力が身についていきます。
学習を継続するために必要なこととは
それでは、学習を継続するために大切なことは何でしょうか?
影響するのは、主に、こういったものです。
- 英語に対する憧れや情熱
- 英語を使う必要性(仕事で使う、外国人の友人がいる、等)
- 英語の学習を習慣化するための仕組み、生活習慣
このような、継続するための理由や仕組みがしっかりとある(または作り出せる)状況にあれば、学習が継続し、成果につながりやすいです。
記憶力の低下の影響
年齢とともに記憶力が徐々に低下する、ということを心配されるかもしれません。
たしかに若いころに比べて記憶力が落ちているということはあるかもしれませんが、仮にそうだとしても、それは「学習の効率がやや落ちる」というだけのことであって、英語が身につけられない、ということではありません。
実際に、高齢になってから英語の学習を始めて、かなりのレベルまでマスターした、というケースはいくらでもあるかと思います。
「英語は幼少期から始めないとダメ」という説
「英語は幼少期から始めないとネイティブのように話せるようにはならない」というようなことを聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは「臨界期仮説」という理論から広がった話かもしれません。
臨界期仮説についてざっくりと説明すると、
ある一定の年齢を過ぎると、言語の習得(特に音の聞き分け等)において不利になる
というものです。
しかし、これはまだ仮説という段階の考え方であり、また、仮にそれが正しかったとしても、「ある年齢がタイムリミットでそれを過ぎると絶対に習得できない」というものではありません。
いずれにせよ、臨界期仮説は言語の習得の可能性を完全に否定する物ではありませんので、気にしても仕方のないことではないでしょうか。
今日から、一歩踏み出しましょう
語学の学習において、今から始めるのではもう遅い、などということはありません。
年齢を気にして英語を始めるのを躊躇してしまう、それは、単にもったいないことです。
ですので、
今から始めるのではもう遅い、
ではなくて、
今からその一歩を踏み出しましょう。